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同じセクターのトップ銘柄、二番手銘柄、ライバル関係にある銘柄を選ぶ。
Y.ファイナンスなどを利用して、直近の株価連動主を確認する。
ここでは、鉄鋼大手のS(5401)と、二番手J(5411)を選ぶことにする。
株価上昇率の幅が広がり、Jが割高に買われ、Sが割安なときに、Jを売り建て、Sを買い建てる。
騰落線が接近したところで反対売買を入れる。
両銘柄の比較チャー卜かう、2003年11月5日に、割高に買われているJを2855円で1千株売り建て、割安なSを227円で1万1千株買い建てる。
騰落差が縮小した2003年11月18日の寄値で反対売買をする。
2855円で売り建てていたJを2300円で買い戻し。
227円で買い建てていたSを203円で売り返済する。
売り建てたJで55万5000円の利益、買い建てたSで26万4000円の損失、差し引き29万1000円か5手数料などの諸経費を引いた分が、ペアトレードの利益となる。
ペアトレード買いS203円-227円=24円千株当たり2万4000円の損失、総額26万4000円ソ損失ペアトレード売り2855円-2300円=555円千株55万5000円の利益差引き55万5000円-26万4000円=29万1000円1 同じセクターのトップとNO.2、ライバル関係にある銘柄を選ぶ2 比較チャートで連動性を確認する3 選んだ銘柄の現在の価格差をチェック4 ペアトレードする条件を設定5 割高に買われているほうを売り建て、割安なほうを買い建てる6 反対売買を入れる条件が整った52銘柄同時に反対売買をする循環物色を利用して資金を年4回転アノマリー活用投資法和歌山県自営業Tさん40歳専業トレーダーとなって株で生計をたてる株式投資の元手参考にしている投資情報投資目的困理論では説明できない経験則だが大きなリターンも株式市場では、1月の新春株高、2月の節分天井、3月の彼岸底、4月の花冷え相場、5月の鯉のぼり相場、6月の梅雨調整、7月のサマーラリー、8月のお盆閑散相場、9月の彼岸底、10月の頭を垂れる稲穂相場、8月のヘッジファンドポジション調整相場6月の餅つき相場というように、年ロか月、月単位に相場のネーミングがある。
売られる月があれば、買われる月もあるわけだが、これらの相場を一つひとつ、合理的に説明することはできない。
投資家の経験則に基づいて語り継がれてきた株式市場の騰落パターンは「アノマリー」と呼ばれ、現実の投資では、しばしば大きなリターンをもたらす。
経験別である以上、投資理論とは一線を画すものながら、アノマリーに注目する市場関係者は多い。
株式相場のアノマリーには月単位ばかりでなく、四半期3か月ごとのアノマリーなど様々なものがある。
3か月ごとのアノマリーで言えば、たとえば、1〜3月は低位株や内需株が物色され、4〜5月は値がハイテク株や輸出株に物色が移り、6〜9月は再度、低位株、内需株に人気が戻り、同様に3〜6月には値がハイテク株、輸出株が物色される、ということがよく言われ、機関投資家の行動を背景とした説明がなされることもある。
この3か月ごとのアノマリーを自らの株式投資に導入して好成績を収めているネット投資家がいる。
和歌山県在住、投資歴8年のT孝造さん(仮名)である。
3か月ごとの銘柄入れ替えで投資成績急上昇Tさんは、証券会社に勤める大学時代の友人から、てから、アノマリーの研究に没頭した。
「以前から、個別株のチャートを見ていて、上昇期間は概ね3か月、長くて6か月と、3か月サイクルで動いているように感じていたのです。
逆に下落する期間は概ね6か月、長くて10か月。
これまた3か月の倍数で動いている。
友人からアノマリーの存在を聞いて、確信に近いものを感じました。
この3か月ごとのサイクルを投資に利用すれば、低位株・内需株については、前年の6月のうちに投資する銘柄を決め、安いところを拾うことを心掛けている。
2月の節分天井を意識しながら、早めに利食い売りを出す。
3月に入ったら、今度は4〜6月相場で物色されるで、あろう値がハイテク株、輸出株の安値を拾いに出る。
3か月サイクルのアノマリー投資を始めてから、かれこれ6年になるが、投資成績はそれまでとは様変わりに向上。
現在では商売を畳んで、株式投資で家族を養っていこうかと考えているという。
「アノマリー投資に転向してから、銘柄を3か月サイクルで入れ替えているため、損失の出た銘柄はそのつど、ロスカットしなければなりません。
せっかく投資した銘柄なのだからと、最初は露賭していましたが、一度ロスカットしてしまうと、『ダメなものはダメ」と割り切れるようになりました。
3か月サイクルの場合、年に4回チャンスがあるわけで、そう思うと、気が楽になるのです。
アノマリーのおかげで、株のことは右も左もわからない素人だったのに、コンスタントに儲けられるようになりました。
アノマリーが当たるときは、本当に面白いように当たるのです。
肩の力を抜いて、普通に売買しているだけなのに、投資資金が1年で3倍、5倍という年も2度ほどありました」Tさんの弾むような声から、アノマリー投資に対する絶大なる信頼感が伝わってくる。
3か月サイクルのアノマリー投資がどれほどのものか、2002年と2003年の投資成(Tさんの四半期循環物色力レンダー)果をまずは、Tさん自身に振り返っていただこう。
掴元手3000万円を1年間に4回転して2800万円超の利益「3か月サイクルのアノマリー投資は、低位&内需株であれ、値がハイテク&輸出株であれ、代表的な銘柄か、そのときに安値を付けている銘柄を選ぶだけ。
銘柄選びに時間をかける必要はありません。
週足の掲載されたチャートブックを購入し、チャートの形と信用残高から候補銘柄を選びます。
インターネットで直近の材料を確認し、最終的に2銘柄に絞ります」言われてみると、なるほどたいして時間はかかりそうもない。
チャートを見て、まずは移動平均線との下方誰離が大きい銘柄をピックアップ。
信用残高の推移から、下げの過程で信用買い残が膨らんだために、上値が重くなり、見切り売りを誘ったと推理できそうな銘柄に狙いを絞る。
2002年1〜3月相場において、Tさんが上昇を期待した銘柄は、製紙業界最大手のOと非鉄業界最大手のMだ。
1〜3月相場に物色される低位&内需株は6月に仕込む。
2001年6月時日に年初来安値410円を付けたO。
6月に年初来安値を付けているから、1月は反動高があってもおかしくない。
そんな読みが働いたという。
Tさんの読みどおり、2002年に入って株価は反騰色を強め、3月日日には高値685円を付けている。
1〜3月のアノマリー投資は、2月の節分天井、3月の彼岸底を意識して、2月中に手仕舞うことにしている。
600円台に乗せたところで、Oの利益を確定している。
Oとともに選んだ非鉄最大手のM。
O同様、2001年6月に年初来安値を更新。
チャートを見ると、2002年1月に自律反発があってもおかしくない。
実際、2002年6月4日に付けた高値291円まで株価は大きく水準を訂正するが、200円台に乗せてきた2月中旬の段階で、Tさんは利益を確定している。
投資期間わずか2か月で、2つの銘柄への投資利回りは8%をマーク。
図らずも6月の株安←1月の株高というアノマリーが、大きなリターンをもたらすことを証明したとも言えるだろう。
2002年4〜6月以降の3か月サイクルのアノマリー投資は、左の図をご覧いただくとして、驚くべきはその投資パフォーマンスである。
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